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声優警察第33回『薬師寺涼子の怪奇事件簿』生天目仁美さん
2008年 9月 27日(土曜日)

二週連続での更新となった「声優警察」第33回は、クライマックスを迎えた注目作『薬師寺涼子の怪奇事件簿』にて、薬師寺涼子役を演じられていた生天目仁美さんへ、団長が突撃インタビューを行った!作品を振り返っての感想などを語って頂いたのだ。

団長「声優署の太門だ! 全員両手を挙げて―――」


?「誰に対していっているのかしら?」
団長「ま、まさか薬師寺警視!?」


 薬師寺涼子は、東大卒のキャリア警察官僚として27歳の若さで警視庁刑事部参事官・警視の地位にある。頭脳明晰、容姿端麗、運動神経抜群、おまけにアジア最大の警備会社であり警察内部にも大きな影響力を持つ警備企業「JACES」の社長令嬢というパーフェクトな存在ながら、それらを全て台無しにするくらいの傍若無人な性格で警察内部でも特異な存在となっていた。
 そんな彼女に従うのは泉田準一郎警部補。容姿はそこそこ、格闘技の腕もかなりのものながら警察上層部から涼子の補佐役を押し付けられた不幸な人物。涼子と対照的に常識的な彼は、彼女のムチャクチャな行動に引き摺られながらもどこか涼子との間に強い信頼関係が生まれていた。
 彼らが捜査するのは科学で解明できない“怪奇事件”の数々。涼子とは大学の同期であり、ライバルでもある警察エリート 室町由紀子警視や、参事官室の面々、そして薬師寺家の優秀な部下たちとともに“怪奇事件”に挑んでいく。

 田中芳樹氏の人気伝奇アクション小説を、完全オリジナルストーリーでテレビドラマ化。原作の要素を盛り込みつつ、アニメオリジナル展開で見るものを飽きさせないストーリーが話題となった本作から、今日は主人公 薬師寺涼子役を演じる生天目仁美さんに団長は事情聴取に向かった!

 でも、薬師寺“警視“のほうが階級上なんだけど…。


生天目仁美さん(薬師寺涼子 役)
1976年8月4日 生まれ、神奈川県出身。賢プロダクション所属。
お姉さんキャラクターから少年役まで、多彩な演技で様々な役どころを見事に演じ分ける実力派人気声優。近年の主な出演作は、『一騎当千 Great Guardians』関羽雲長、『乃木坂春香の秘密』綾瀬ルコ、『マリア様がみてる』有馬菜々など。
●賢プロダクション/http://www.kenproduction.co.jp/



■一見完璧であるがゆえに出せない弱さがある

―今回演じている薬師寺涼子というキャラクターは、容姿や経歴は完璧、大金持ちで怖いものなし、性格は傍若無人と…見ていて「楽しそうに生きてる人だな~」と思ったんですが、演じる側としては彼女みたいな役はいかがでしたか?

生天目仁美さん:アフレコは最終話まで終わりましたが、初めのころは楽しいよりも戸惑いのほうがでかくて、「自分にできるのかな」って不安なところがあったんです。でも、回を重ねていくうち、監督さんたちと役について話すうちに…段々、楽しくなってきました(笑)。

―戸惑いがあったというのは意外ですね。

生天目さん:戸惑いました。もともと原作を読んだときに、私の中に生まれた『涼子』という存在が本当に完璧に見えすぎてしまったんです。お金があって、スタイルも顔も良く、地位もある――全てが揃っている彼女の印象に対して自分自身が壁を作ってしまい、アフレコがはじまるまで戸惑いましたし、不安でした。でも、演じていくうちにそんな『涼子』像は、わたしが表面的にしか彼女を見ていなかったんだなって気付いたんです。「あ、そうか!表面的にはそう見えるけど、内面は可愛らしい部分もあるし、自分に近い部分も持っているんだな」ってわかって、それからは人に命令したりするのも楽しくなりました(笑)。

―いつぐらいからそう感じるようになったんですか?

生天目さん:3話や4話のころですね。それまではどこか構えて演技していたんですけど、このころに作品のイベントがあって、原作の田中芳樹先生と垣野内成美先生(小説挿絵/コミック)にお会いしたんです。私は自分が涼子を大きな壁にしすぎているんじゃないかと考えていたところだったんですが、トークのなかで田中先生が「涼子はクレヨンし●ちゃんみたいな人だから」って話をされて、「あ、そうか!」って(笑)。ちょっと安心したというか、それからは肩の力を抜いて演技をすることができました。
 あと、泉田君を演じている木内秀信さんとの共演が初めてだったんです。初め木内さんに対しては「掴みどころのない人だな~」って思っていたんです。でも、このイベントを通して「ああ、この人は結構いじっても大丈夫な人だな」ってわかったんです(笑)。

―初対面では命令しにくかった?

生天目さん:役のうえではガンガンしてましたけど、イベントで「さらに言っても大丈夫な人だな」ってわかりました(笑)

―涼子と“自分に似ている部分”があったというお話がありましたが、それはどのようなところですか?

生天目さん:不器用なんですよね、涼子は。自分がいいなって思っている相手に対して、ぜんぜん態度に出すことができなかったり、一見完璧であるがゆえに出せない弱さがあるんですよね。そんな不器用さは、似ているかなって思うし、好感が持てました。


■あんまり完璧すぎるひと好きじゃないんです

―泉田君の存在は涼子にとって欠かせない存在となっていますが、生天目さんは泉田君のように常に傍にいてくれる男性ってどうですか?

生天目さん:いやー(笑)。確かにすごい便りになるし、素敵だな~とは思うんですけど……「もっと、はっきりしろー!!」って思いますね(笑)。
 でも、ツボは押さえているから、ここぞというときにはカッコいいんですよね。女心がもうちょっとわかればな~って思います(笑)。

―それは涼子も言えたことじゃないですね(笑)。

生天目さん:涼子も素直になればいいのにな~って(笑)。でも、そこがやっぱり作品の面白いところなんだと思います。

―実際にもし、泉田君みたいな男性がそばにいてくれたら?

生天目さん:う~ん、基本的にはひっぱってもらいたいので、後からついてくるような人は…。いざというときはひっぱってくれるかもしれないけど、もうちょっと普段からひっぱってくれたほうがいいなって思いますね。

―「ひっぱってもらいたい」ということは、生天目さん自身は涼子のような女王様的性格は無い?

生天目さん:まったく無いですね。そういう意味では彼女と真逆かもしれないです。

―強気なお姉さん的役を演じられる印象があったので、ちょっと意外です。

生天目さん:あ、知らない間に頼られていることはあります(笑)。でも基本的はひっぱってもらいたい!……最終的には自分がひっぱっていることになっているかもしれないけど(笑)。

―「ひっぱってもらいたい」という事であれば、泉田君の立場ではどうですか? イケメンの男性上司に命令されまくる。ちょっと意地悪ですけど(笑)。

生天目さん:嫌だろうなー(笑)。あんまり完璧すぎるひと好きじゃないんですよね。

―ちょっと抜けているほうが好きですか?

生天目さん:ちょっとくらいスキがあるくらいのほうがいいです。でも、そういう意味では涼子も素直じゃないところがあるから、そういうところは可愛く見えたりすることもあるんですかね? そんな異性の上司なら…難しいですね(笑)。でも、完璧な上司だったら立場が違いすぎて好きになることは無いと思います。


■語りかける言葉のなかに彼女の女性らしい部分を感じる

―泉田君に加えて、涼子にとって欠かせない人物として室町由紀子がいますね。彼女は涼子にとってどんな存在だと思いますか?

生天目さん:涼子にとって自分と対等に張り合える彼女の存在は貴重だと思うんです。唯一の対等に話せる人間としてすごく信頼を置いているんじゃないかな…口では言わないですけどね(笑)。彼女のことを信頼しているし、泉田君とはまた違う意味で自分を預けられる存在なんじゃないかな。なんだかんだといがみ合っているけど、いいライバル関係なんだろうなって思います。

―室町さん役の桑島法子さんとはいかがでしたか?

生天目さん:今まで単発のアフレコはあったんですけど、レギュラーで一緒になることは初めてでした。でも歳も近いですし、涼子と由紀子のやりとりは演じていて楽しかったです。
 泉田君に対しては上からモノを言うってイメージですけど、由紀子の場合は対等なやりとりで、こちらがズバっと言えば、その分スバっと返ってくるみたいなイメージでした。自分の演技も相手の出方で変わってくるので、そういう意味では泉田君に対するのと違った面白さがあったと思います。

―涼子と由紀子、彼女たちなりの信頼関係あってのやりとりだったわけですね。

生天目さん:涼子は単に嫌いってだけかもしれませんけどね(笑)。でも、最後のほうで由紀子に対して、涼子が後のことを頼むシーンがあったんです。そのシーンってやっぱりそれまでの言い争いであったり、二人の激しいやりとりがあるからこそ、より重みが増すというか、一連のつながりのなかで考えたときに改めて大事なシーンだなって感じることができるんですよね。

―全13話を通して印象に残ったエピソードはありますか?

生天目さん:やっぱり印象に残っているのは最後のほうが強いんですけど、ラストあたりで泉田君と離れて涼子が1人で戦わければいけなくなるんです。そんなとき涼子が寝ている泉田君に語りかけるシーンがあったんですけど、そこはとても印象が強かったですね。はじめて、ちょっとだけですけど素直になった。涼子らしい言い方だったけど、普段の涼子らしくない行動だったなって。デレってほどではないですけど、語りかける言葉のなかに彼女の女性らしい部分を感じることができて、すごく好きなシーンです。

―では、最後に読者にメッセージをいただけますか?

生天目さん:1クールという短い作品でしたが、大人がみても楽しめるドラマだったと思います。アニメは完全オリジナルストーリーなので、原作を知らない人でも楽しめると思いますし、原作を知っている人にはところどころで出てくる原作のテイストっていうのを楽しんでもらえたんじゃないかと思います。私の中では薬師寺涼子という人物に出会えたのは大きな財産だと思っていますので、ぜひ多くの人にこの作品を見ていただきたいなって思います。

―ありがとうございました。




生天目さん「さぁ~って、言い訳をききましょうか?」
団長「・・・すみません」
団長、お前が事情聴取されてどうする。


薬師寺涼子の怪奇事件簿
●放送日・放送局/
 ・チバテレビ 日曜日 23:30~24:00
 ・テレビ神奈川 土曜日 深夜0:30~1:00
 ・テレ玉 日曜日 深夜1:00~1:30
 ・サンテレビ 月曜日 深夜0:00~0:30
 ・テレビ愛知 月曜日 深夜2:05~2:35
 ・TOKYO MX 月曜日 深夜1:30~2:00
 ・KBS京都 水曜日 深夜1:30~2:00
 ・BS 11 金曜日 深夜0:30~1:00
 ・キッズステーション 水曜日 深夜0:00~0:30
※リピート 明朝 4:00~4:30
※リピート 日曜日 深夜2:00~2:30



【関連情報】

DVD『薬師寺涼子の怪奇事件簿 第1巻』
●発売日/2008年9月26日
●価格/6,825円(税込)
●映像特典/予告ナレーション フルバージョン、美術ボード集、薬師寺涼子衣装設定集
●初回製造分限定仕様/全巻収納デザインBOX(垣野内成美描下ろしイラスト)付
●封入特典/垣野内成美描き下ろしピンナップ&ブックレット/谷口淳一郎描き下ろしジャケット
※垣野内成美のイラストはBOX、ブックレット兼用です。
※ブックレットは蛇腹になります。



BGM集CD Vol.3『薬師寺涼子の怪奇事件簿 2』
●発売日/2008年9月
●価格/2,000円(税込)
★Vol.1&Vol.2は大好評発売中!!

【関連記事】
話題騒然の『薬師寺涼子の怪奇事件簿』夏のスペシャルイベントレポート!!

【関連リンク】
●薬師寺涼子の怪奇事件簿/http://www.starchild.co.jp/special/yakushijiryouko/

<読者プレゼント!>
生天目仁美さんより、サイン入りポラロイド写真を押収した!!このサイン入りポラロイドを2名様にプレゼント!このコーナーの感想や、今後突撃して欲しい声優さんを書いてくれると団長も喜ぶぞ!!


 お名前・ご住所・お電話番号を明記の上、たくさんのご応募をお待ちしている!
応募締め切り:2008年10月11日(土)
受付メールアドレス: このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください
※写真の種類は選べません。当選者発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。

©田中芳樹・垣野内成美/女王陛下執務室
 
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