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話題騒然の『薬師寺涼子の怪奇事件簿』夏のスペシャルイベントレポート!!
2008年 8月 15日(金曜日)
7月の放送開始から話題騒然! 独特な世界観で注目を集めるTVアニメ『薬師寺涼子の怪奇事件簿』の「夏のスペシャルイベント」が、8月3日(日)、東京・新宿明治安田生命ホールで開催された。本日は、ファン必見のイベントレポートをお届けしよう。


 名古屋、大阪と続いてきたTVアニメ『薬師寺涼子の怪奇事件簿』の「夏のスペシャルイベント」。8月3日の東京会場では、 田中芳樹先生(原作)、垣野内成美先生(挿絵・コミックス)といった原作サイド、アニメのメインキャストである生天目仁美さん(薬師寺涼子役)、桑島法子さん(室町由紀子役)のトークはもちろん、音楽で『薬師寺涼子の怪奇事件簿』のストーリーを盛り上げる、サウンドプロデューサーのKATSUさん(angela)、劇判を手掛ける倖山リオさんも登場し、ファンにとって大注目のイベントになった。


 まずステージに現れたのは大月俊倫P、垣野内先生、田中芳先生、そして講談社・「月刊マガジンZ」の那須さん、らいとすたっふ(田中先生の事務所)の安達さんの5名。元々原作のファンだった大月Pが、らいとすたっふや垣野内さんと綿密な打ち合わせを経て(大月Pいわく“3年間の醸造期間”)、原作に忠実なものが出来たという『薬師寺涼子の怪奇事件簿』が、アニメ化に至るまでの経緯、企画の立ち上がりについての話から始まった。

田中先生「垣野内さんの絵で華麗でオシャレな世界になりました。アニメになって音楽が付くとさらにオシャレになりました」

垣野内先生「アニメのスタッフの方が絵を大切にしてくださっているので、ありがたいと思いながら毎回見てます」

 との、おふたりの言葉からもわかるように、アニメ化によって『薬師寺涼子の怪奇事件簿』の世界がさらに深化したといえる。見どころが満載。大月Pが言うには、毎回、話によってはAパート、Bパートでも衣装が替わる涼子のファッションもポイントとのこと。垣野内先生などは「こんなにお着替えがあって大変(笑)」と現場の苦労を気遣いながらも、このアニメを楽しんでいる。面白かったのは田中先生が語る涼子の印象。
「最初は27歳の成熟した大人の女性と思っていましたけど、書いているうちにだんだんガキ大将っぽくなってきたなと。こいつは美人でお金持ちでエリートだから、それにみんなだまされている」とその正体を某アニメの主人公に例えて、会場を笑いで包んでくれた。
 続いてキャストが呼び込まれる。生天目さん、桑島さんがそれぞれ演じている役の印象を語ってくれた。


生天目さん「本人はわがままだと思ってないんでしょうけど、涼子は周りから『ん? なんだ(あいつは)』って思われるキャラクターだと思います」

音響監督から最初に言われた「涼子は人の話を聞いちゃいけない。いつも目線は上からで余裕を持つ」といった難しい演技を、生天目さんは自分の中で上手に消化して楽しんで演じている。そんな涼子のフォロー(?)をするのが由紀子。彼女がいることで涼子のわんぱくぶりが際立つと田中先生も言ってたけど、桑島さんはこんなふうに捉えている。

桑島さん「常に怒っているというか、余裕がないというか、由紀子は女性から見ると切ないなっていう…。もうちょっと甘え上手だったら、楽に生きられるんじゃないかなって思うんですけど、27歳ですから(笑)。これから涼子がピンチになったときにどういう行動をするのかなっていうのも楽しみですね」

 ふたりにとって酸いも甘いも知っているだろう(?)リアルな大人の女性を演じるのは珍しいこと。だからこそ面白さも感じているんだろうけど、キャラの濃さからいったら一般的な27歳とはだいぶ違うような(笑)。年齢の話にもなって、生天目さんは自分よりひとつ年上の桑島さんのことを“法ちゃん”ではなく“法さん”と呼ぶことにしたんだとか。で、フランス語が堪能な涼子を演じるのに生天目さんが苦労して、それを桑島さんはポカーンとして聞いていることや、リュシェンヌ役のクリステル・チアリさんがフランス語の先生になっているといったアフレコ中のエピソードや泉田、岸本といったキャラクターについてもいろんな話が飛び出した。
 
 『薬師寺涼子の怪奇事件簿』にジャストフィットしたムーディな空気感を持つ音楽も、作品のクオリティを高めている重要なファクターになっている。クラシックをルーツとする作曲の倖山リオさんのKATSUさんに対する第一印象は「派手な髪型だけど話し方が穏やか」(笑)というもの。倖山さんのリリカルなメロディに、KATSUさんが時に派手な色づけをしつつ、生み出される音楽はとても素敵だ。そんなふたりを出会わせたのが大月Pだった。この3人にatsukoさん(angela)が加わりトークが始まる。「私がいなくてもやれるんだ」といきなりKATSUさんにジャブをかましたatsukoさんがなぜここにいるのかというと、atsukoさんの作詞&ヴォーカルで、OP「Theme principal」が最終話で流れるから。これはビッグニュースだ。ただ歌ってみるとかなり難しい楽曲だったということで、あえて5/4拍子という曲にした倖山さんの陰謀説も囁かれた。しかも倖山さんはatsukoさんの歌詞にダメ出しをしたというのだから、驚異の新人だ(笑)。


 大月Pを残し、3人が退場したあとは、田中先生と垣野内先生の仕事場訪問ということで、正面のスクリーンには「(これを見れば)誰でもマンガ家になれるって自信になると思います」と笑う垣野内先生の机やペン、完成原稿、そして「書くときは資料を10冊以上広げる」という田中先生の、手違いで小さいサイズのものがきてしまった机(笑)やどんどん本が増えていく資料室(5万冊を越えている)、また手書きの原稿など、数々の写真が映し出されファン垂涎のコーナーとなった。

 続いては会場に来られなかった共演者のビデオメッセージが流れる。木内秀信さん(泉田準一郎)、福圓美里さん(貝塚さとみ役)、野島健児さん(岸本明役)、かわのをとやさん(阿部真理夫役)、大黒和広さん(若林健太郎役)が登場し、あったかくて笑える言葉を寄せる。木内さんから現場で自分の胸を触って緊張をほぐしていると奇行をさらされた生天目さんは「みんな、どうでもいいメッセージばかりですね(笑)」とひとこと。現場の雰囲気の良さが伝わってきたコーナーだった。また生天目さん、桑島さんによる臨場感溢れる次回予告の生アフレコもあった。オンエアでは途中で会話が切れる演出によるふたりの掛け合いだけど、DVDでは最後まで収録されるので要チェックだ。


 トークパートもいよいよ終盤。みなさんの言葉を聞いてると、続編もありそうな…。期待しちゃっていいんですかね(笑)。

桑島さん「1クール13話なんですけど、まだまだ私も由紀子を演じ足りないなと思っていますので(笑)、ぜひ第2期、3期と続いていけるように応援していただくようお願いします」

生天目さん「田中先生の頭の中で生まれて、垣野内先生によって画になった薬師寺涼子ですが、声の仕事っていうのは、たくさんの人に支えられていて、その気持ちをどれだけくみ取れるかが勝負なんです。みんなで楽しい作品にしていこうとがんばっています。法さんも言ってたんですが、これからも続けていきたいと思いますので(笑)、応援よろしくお願いします」

大月P「アニメーションの製作やっております動画工房、岩崎監督をはじめほんとうに愛情と力を込めて作っております。まだまだ現場は大変な状況が続くんですけど、オンエアを見て応援してください」

垣野内先生「マンガのほうもがんばっていきたいと思ってます。9月には版画展を予定しているので、薬師寺涼子のアニメ化に乗ってちょっとお祭りをさせていただく感じです。もしよろしければ見に来てください。これからもよろしくお願いします」

田中先生「勘とペン先からだけで生まれた狭い世界だったんですけども、スタッフの方々のセンスをつぎ込んでいただきまして、広いオシャレな世界に仕上がっていくのが、ほんとにありがたく、また楽しみにしています。これで第2期、3期と発展していくと、私のなけなしの創作意欲が刺激されると思いますので、応援よろしくお願いいたします」
 
 プレゼント抽選会のあとは、上映パートに入る。上映されたのは「表参道を這う蟲」(第5話)。この話も面白くて、泉田のいとこ・真奈ちゃんが登場し、涼子への恋のライバル宣言!? 相変わらず泉田は、そんな乙女心には鈍感なんだけど…(笑)、といったエピソードを盛り込みつつ、テロ兵器に立ち向かう涼子もいて、それはやっぱりスタイリッシュでかっこいい。話数毎に替わるEDで流れた「La Vie en rose バラ色の人生」も心地よかった。

 「家に帰るまでがイベントよ」という涼子の影ナレが、約2時間に及んだスペシャルイベントの終わりを告げる。桑島さんが言うところの“上質な大人による大人のための会話劇”である『薬師寺涼子の怪奇事件簿』。今後、涼子をはじめ泉田や彼女をとりまく人々はどういった想いを描き、ストーリーを動かしていくんだろうか。期待はますます高まるばかり。これからも1話たりとも見逃せないぞ!


薬師寺涼子の怪奇事件簿
●放送日・放送局/
 ・チバテレビ 日曜日 23:30~24:00 2008年7月6日
 ・テレビ神奈川 土曜日 深夜0:30~1:00 2008年7月5日
 ・テレ玉 日曜日 深夜1:00~1:30 2008年7月6日
 ・サンテレビ 月曜日 深夜0:00~0:30 2008年7月7日
 ・テレビ愛知 月曜日 深夜2:05~2:35 2008年7月7日
 ・TOKYO MX 月曜日 深夜1:30~2:00 2008年7月7日
 ・KBS京都 水曜日 深夜1:30~2:00 2008年7月9日
 ・BS 11 金曜日 深夜0:30~1:00 2008年7月11日
 ・キッズステーション 水曜日 深夜0:00~0:30 2008年7月23日
※リピート 明朝 4:00~4:30
※リピート 日曜日 深夜2:00~2:30



【関連情報】

BGM集CD Vol.3『薬師寺涼子の怪奇事件簿 2』
●発売日/2008年9月
●価格/2,000円(税込)
★Vol.1&Vol.2は大好評発売中!!

DVD『薬師寺涼子の怪奇事件簿 第1巻』
●発売日/2008年9月26日
●価格/6,825円(税込)
●映像特典/予告ナレーション フルバージョン、美術ボード集、薬師寺涼子衣装設定集
●初回製造分限定仕様/全巻収納デザインBOX(垣野内成美描下ろしイラスト)付
●封入特典/垣野内成美描き下ろしピンナップ&ブックレット/谷口淳一郎描き下ろしジャケット
※垣野内成美のイラストはBOX、ブックレット兼用です。
※ブックレットは蛇腹になります。


【関連リンク】
●薬師寺涼子の怪奇事件簿/http://www.starchild.co.jp/special/yakushijiryouko/

©田中芳樹・垣野内成美/女王陛下執務室
 
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