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2012年 10月 30日(火曜日) |
「99%の科学と1%のファンタジー」をコンセプトにした科学アドベンチャーシリーズ『CHAOS;HEAD NOAH』、『STEINS;GATE』、『ROBOTICS;NOTES』の3作品が融合したドラマステージとライブステージで構成された舞台が10月7日(土)、パシフィコ横浜で開催された。声優、アーティスト、総勢32名が出演した夢のステージの模様をレポート!
▲会場の入口周囲にあったモニターには『ROBOTICS;NOTES』のキャラクターがデジタルサイネージでお出迎え。遠目にはそのキャラが居るように見える?
●キャスト陣がステージに立つと科学アドベンチャーの世界の扉が開く
5pb.より2008年に発表されたアドベンチャーゲーム『CHAOS;HEAD』を皮切りに、第2弾の『STEINS;GATE』の大ヒット、そして第3弾『ROBOTICS;NOTES』の発売など、今や破竹の勢いの科学アドベンチャーシリーズ。その3作品のキャスト、アーティストが一同に会するとあって満員の会場。しかも男女比がほぼ50:50で、ファン層の幅の広さがうかがえた。
開演直前、『STEINS;GATE』の椎名まゆり(CV:花澤香菜さん)のナレーションによる諸注意。「トゥットゥルー」の声に癒された会場に『ROBOTICS;NOTES』の劇中に重要な役週刊りを果たす「かごめかごめ」の音楽と共に暗転し、グランドOPに。作品名とキャラ名がアナウンスされると床からスモークが上に噴出し、出演キャストが次々に登場。
●夢の生ドラマとZweiのライブパフォーマンスでテンションMAX!
まずは『CHAOS;HEAD』チームは全員、作品のキーワードになっている「その目、だれの目?」のセリフをキャラで言ってごあいさつ。『STEINS;GATE』チームは、岡部倫太郎役の宮野真守さんがジャケットを大きく広げて「フゥーハハハ!」の高笑い、牧瀬紅莉栖役の今井麻美さんは「別に来たくて来たんじゃないんだからな」とツンデレ、橋田至役の関智一さんは「会場中の女の子をペロペロした~い!」フェイリス・ニャンニャン役の桃井はるこさんは、独特のフェイリス語連発など役になりきると会場は大喜び。『ROBOTICS;NOTES』チームは木村良平さん、南條愛乃さん、徳井青空さんは3人がパーソナリティを務めるラジオ番組の合言葉「おじゃりもうせ!」、名塚佳織さんは腐女子の神代フラウ役として、おたく用語で挨拶し「デュフフ…」と笑った後、さわやか笑顔。細谷佳正さんも日高昴の口癖「実にナンセンスですね!」と役になりきってのご挨拶。
キャストによるOPに続いて、ライブのトップバッターはベースのMeguさんとボーカルのAyumuさんの2ピースユニットのZwei。黒いフード付きのパーカー、黒いサングラス姿のAyumuさん、黒いパンツ姿のMeguさんとブラックなビジュアルだが、歌ったゲーム版『ROBOTICS;NOTES』のOP曲「拡張プレイス」はアッパーチューンで、マイクを振り上げるなどホットなパフォーマンス。会場も1曲目から、こぶしを振り上げて盛り上がった。後にはアニメ版のOP曲「純情スペクトラ」もオンエア前に披露。突き抜けるスピード感とパワフルなパフォーマンスの印象を残した。
●3作のキャラが一つの世界線に集うオリジナルドラマに感動
Zweiの演奏後、ドラマステージ『時空交錯のトリプレット』へ。声優陣による朗読劇風ドラマで、中央のスクリーンには絵の下にセリフが流れるゲーム画面が映し出され、セリフのたびに字幕が動き、キャラの絵も変わる。本当にゲームをやっているような疑似感覚に。
物語は「その夢、だれの夢?」と書かれた、時空を超えるDメールを受け取った『CHAOS;HEAD』、『STEINS;GATE』、『ROBOTICS;NOTES』のキャラ達がタイムリープして2012年の横浜に集合。Dメールを受け取った人物は妄想を実現するギガロマニアックスの力を手にする。そんな世界線にやってきたことをリーディングシュタイナーの力を持つ岡部だけが察知した。しかし誰が? 何の目的で? 原因を究明すべく、協力する一同。Dメールを送信した人物の名前。それは『CHAOS;HEAD』のキャラクター・将軍……。
3部に分けられたドラマステージは約1時間というボリュームで、各作品の設定がドラマ中に活かされ、各キャストも生演技とアドリブで湧かせた。特に『STEINS;GATE』チーム(というか、宮野さんと関さん)はアドリブ連発で、スクリーンの字幕にないセリフがいっぱい。また橋田とフラウの作品を超えた、おたくコラボに場内は大爆笑。
笑いあふれるステージの最後は「夢は自分が努力して手に入れるもの」というメッセージも込められた見応えのあるステージだった。
ドラマステージ終了後にはいとうかなこさんがXbox 360版『STEINS;GATE』のED曲「Another Heaven」を歌った。ドラマのED曲としても素晴らしいドラマを見たカタルシスと清涼感を与えてくれた。
●『ROBOTICS;NOTES』チームのオチ担当、細谷さんが出した答えとは?
いとうさんの「Another Heaven」の余韻に浸っていると、ステージ中央にピンスポットが当たり、白石稔さんが『STEINS;GATE』で演じた4℃のセリフを熱演。ドラマステージの続きか? と思ったら、ステージ後ろにはイスが運ばれ、キャストが入場。負けずに芝居を続けようとする白石さんに、山本彩乃さんから「もうドラマは終わりです」と進行台本が渡されて、強制的にトークコーナーへ。白石さんはこれほど大人数を仕切るのは初めてとのこと。
『STEINS;GATE』のラボメン達が会議する円卓会議にちなんで、第107回円卓会議と名付けられたコーナーは、各作品ならではの質問を、別の作品の出演者が代わりに答える企画。『CHAOS;HEAD NOAH』の「ギガロマニアックスの力で1つだけ自分の妄想を現実に変えるとしたら?」の質問は『ROBOTICS;NOTES』チームが回答。徳井さんは白石さんが着ているTシャツのキャラを具現化と答え、その描写力に一同感心。名塚さんと木村さんはどこにでも行けるドア的なアイテム、南條さんは猫をいっぱい描いて猫に囲まれたいと妄想。細谷さんは木村さんから無理矢理オチ担当にさせられてプレッシャーがかかる中、"男の夢"を回答。場内から盛大なツッコミが入り、白石さんには、ステージでも楽屋でも木村さんと宮野さんにムチャぶりされていることを同情されていた。
●まじめと笑い担当で分かれた『CHAOS;HEAD』チーム
『STEINS;GATE』の「自分の今までの人生で『タイムリープ』するとしたら、どの時代に行って何をしますか?」の質問は『CHAOS;HEAD』チームが担当。「オチは代永さんですよね」と言われ、「僕は普通のことしか書きませんよ」と答えると会場から「え~!」の声。代永翼さんが書いた内容は「今日のイベント」。もう1回自分が出るところをやりたいというもので、お客さんの反応に合わせてアドリブを入れたいシーンについて答えていた。友永朱音さんは「10代に戻って宝塚の受験をしたい」、辻あゆみさんは白紙で「今のままでいいです」と素敵な回答が続き、拍手が起こったが、生天目仁美さんの答えで再び爆笑路線に。回答ボードにヒエラルキーの逆三角形を描いて一番下を記し、デビュー直後に戻って自分の扱われ方をこの位置から上げたいという回答。どうやらオチ担当的な立場からの脱出を図りたいということのようで、どの位置がいいのと聞かれると、一番上ではなく2番目ということだった。ちやほやされるのは嫌ということで、人柄の良さを見せてくれた。そして、宮崎羽衣さんは、中学生に戻って勉強し直したいという、まじめさがうかがえる回答。しかし、理由を聞くと「1割引きの計算が微妙なので(笑)」と場内の笑いを誘い「CHAOS;HEAD」チームの回答を微笑みで締めてくれた。
●予想を超えた!? 『STEINS;GATE』チームの大暴走
『ROBOTICS;NOTES』の「『居ル夫。』を使ってコスプレさせるとしたら、誰に、何のコスプレをさせますか?」に答える『STEINS;GATE』チーム。代永さんの「一番すごい回答をしそうなメンバー」の予想通り、関さんが大暴走。関さんのフリップを見た瞬間、今井さんが奪い取って激怒(内容はひど過ぎて書けません)。山本さんの回答に応えて、周囲をハラハラさせるなど大暴走。桃井さんは「白石さんにアフィリア・サーガ・イーストの衣装で歌とダンスも」と自身がプロデュースするアフィリア・サーガ・イーストのトークでの"いじられスキル"をアップさせるべく白石さんにメンバー入りを促し、宮野さんは、代永さんに「代永ニャンニャン」「よがしい」、「代永ティーナ」と、『STEINS;GATE』の女性キャラのコスプレを要求。さらに「細谷ティーナ」と細谷さんも餌食に。今井さんは会場にいる橋田コスプレをした人を見つけて、「あの人にフェイリスのコスプレを」と言うと、そのそっくり具合に会場も賛同の拍手。関さんも「今日見に来たんだお」とアフレコしていた。
またPS3版『CHAOS;HEAD NOAH』と『CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu』が11月22日発売。来春公開の『劇場版シュタインズ・ゲート』のサブタイトルが「負荷領域のデジャヴ」と発表され、キービジュアルの公開。宮野さんは「僕ら一同、劇場版に向かって、気持ちを新たに頑張っていきますので、楽しみに待っていてください」と意気込みを語った。『ロボティクス・ノーツ』のOP映像もオンエア前に披露された。名塚さんがフラウ風に、お客さんへオンエアに向けてのメッセージ「全員、全裸待機で。デュフフ」と締めた。
●作品を彩る名曲達に大興奮のライブステージ!
ドラマステージとトークコーナーの間にライブステージが随所にインサートされる構成で、『CHAOS;HEAD』から生まれたバンド、ファンタズムのヴォーカルFES(CV.榊原ゆいさん)はキャラクターがリアルブートした姿。青髪、ロックコスチュームに身を包み、『STEINS;GATE』のゲームとアニメのED曲を歌う。ロックバラードをエモーショナルに歌ったかと思えば、アンコールではTVアニメ『カオス;ヘッド』の挿入歌「磔のミサ」は激しいロックチューン。2つの表情を見せてくれた。
naoさんは『CHAOS;HEAD NOAH』のスピンオフ作品『CHAOS;HEADらぶChu☆Chu!』のXbox 360版とPSP版の各OP曲を歌う。シリアスな本編と180度違う甘々な作品であり、曲も思い切り電波系のため、会場のお客さんも突き抜けたテンションに。「みんなで世界線超えるよ~!」の呼びかけ通り、日常とは違う世界にトリップしている感覚になれた。
ガールズユニットのアフィリア・サーガ・イーストは『STEINS;GATE』のスピンオフ『STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん』のXbox 360版とPS3&PSP版の各OP曲。"だーりん だーりん 「だーりんchu chu chu "」のフレーズから始まる「La*La*Laラボリューション」は破壊力バツグン。北欧を感じさせる、かわいい衣装で歌い、踊る姿は萌え! 11人で踊る振り付けのコンビネーションは「自主練など頑張っているから歌とダンスのスキルが格段に上がって」とプロデューサーの桃井はるこさんも目を細めるほど。そんなメンバーは「こんな素敵な世界線へ連れてきてありがとうございました」とうれしそうに頭を下げた。
出演アーティストの中で最高の6曲を歌った、いとうさんは「3作品すべての歌を担当しました」と胸を張る科学アドベンチャーシリーズの歌姫。アンコール&ライブのトリも務め、TVアニメ『シュタインズ・ゲート』のOP曲「Hacking to the Gate」のイントロが流れた瞬間に「おおっ」と感嘆の声が上がった。
●新たな展開と可能性を示した「科学アドベンチャーライブ」
ライブ後に全員であいさつした後、ライブアンコールに再度、出演者全員が登場してのカーテンコール。またの再会を期待する声が相次いだ。終演後にふと思ったことがある。実は最初にまゆりのイベントの諸注意のナレーションがあり、ドラマステージでDメールが送られた後、西條拓巳(CV.吉野裕行さん)のナレーション、最後に再びまゆりの影ナレ(1回目と同じ内容)があった。その後にイベントタイトルがコールされる流れまで同じ。もしかしたら我々はこのDメールで本当に違う世界線に何度も送り込まれたのではないかと考えてしまうほど、どっぷり世界観につかっていた。
科学アドベンチャーシリーズのドラマ、キャラ、音楽それぞれの素晴らしさを一度に体感できた「科学アドベンチャーライブ2012」。3作品は今もなお展開が広がっている。更にシリーズ4作目は? 科学アドベンチャーシリーズが進化を続ける限り、「科学アドベンチャーライブ」も進化するはず。そう期待せずにはいられない!
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