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声優警察第53回『センコロール』花澤香菜さん
2009年 11月 17日(火曜日)

 平凡な街に突如現れた巨大なモンスター。 ビルのてっぺんに居座るモンスターが話題となるなか、高校生ユキ(CV:花澤香菜)は不思議なモンスター センコを連れた少年テツ(CV:下野紘)と出会う。好奇心からテツ(とセンコ)につきまとうユキだったが、センコを狙うシュウ(CV:木村良平)が現れ…。

 個人クリエイター宇木敦哉氏による個人制作作品として、ネット上で注目を集めてきたオリジナルアニメーション『センコロール』がついに完成。劇場公開を経てDVD化された。モンスターたちの躍動感ある演出は個人制作の域を超えた完成度。さらにsupercellのコンポーザー ryoによるスピード感ある音楽がバトルを盛り上げる。

 この新作情報を察知した声優署では、本作のキーパーソンを握る人物としてユキを演じる声優 花澤香菜に注目! 本作の魅力、そして謎のモンスター“センコ”について探るべく、団長が単身事情聴取に乗り込んだ!


団長「声優署の太門だ!
    おまえがこのアニメについて知っていることを全部話してもらおうか!」



花澤香菜さん(ユキ役)
2月25日生まれ、東京都出身。大沢事務所所属。
可愛らしい女の子役をメインとしながらも、おっとりしたキャラクターや、活発なキャラクターなど、多彩な演技で様々な役どころを演じ分ける人気声優。近年の主な出演作は『デュラララ!!』園崎杏里役、『化物語』千石撫子役、『こばと。』花戸小鳩役など
●大沢事務所/



■実写映画のような自然な高校生を演じて欲しい

― 花澤さんから見て『センコロール』とはどんな作品なのでしょうか?

花澤香菜さん:北海道の実在の町並みが描かれていて現代が舞台の作品なんですが、不思議なモンスターたちが登場したりどこか違う世界の物語になっています。登場する人たちはみんな、どこか気だるくて「あ、現代の高校生ってこんな感じかな」って感じのアニメっぽくない雰囲気がある作品で、モンスターにしても妙に馴染んでいるというか、違和感無く存在していたり、不思議な世界観がありますね。

― 花澤さんの演じるユキはどんな女の子なんでしょうか?

花澤さん:ユキは高校生で、同じ高校に通うテツ君っていう男の子が持っているモンスター=センコに偶然出会ってしまうんですが、もともとユキは好奇心旺盛な子だったこともあってセンコに興味を持ち、いろいろなことに巻き込まれてしまうんです。
 でも、ただ巻き込まれてしまうのではなく、冷静に対処していたりするので結構しっかりした女の子です。

― 演じるにあたってどのように役作りをされたんですか?

花澤さん:気だるい現代の高校生役ということで自分の高校時代を思い出して演じていました。私もあまりハツラツとした高校生ではなかったので、そのまま演じればいいかなって(笑)。また、演技について「自然に演じて欲しい」「アニメっぽい演技ではなく、実写映画のような自然な高校生を演じて欲しい」と言われたこともあって、高校時代に出演したアニメを見直したりして、高校時代のイメージを思い出したりもしました。

― ではご自身の高校時代を思い出す部分もありましたか?

花澤さん:30分の作品なので、高校生活の描写は少ないんですが、気だるい雰囲気とかはあったと思います(笑)。

― 花澤さんは高校時代、気だるかったんですか(笑)?

花澤さん:マイペースにやっていましたので、近いものはあったと思います。

― でも、ユキは「普通の高校生」かと思いきや、そこにおさまらない性格が垣間見えますね。

花澤さん:ヘンですよね(笑)。何にでも怖気づかないというか、積極的な姿を見ると「ああ、なんて強い子なんだろう」って思うんですけど……やっぱり、どこかヘンです(笑)。センコと一緒にいるテツ君のほうがよっぽど普通に見えます。

― 冒頭はユキが物語を引っ張っていく感じですからね。

花澤さん:テツ君に明らかに嫌われてそうなのにも関わらず、グイグイ攻めていきますね。もしかしたら、空気読めない子なのかも!(笑)
 自分のやりたいことをやって生きているようなところがありますが、私はこういう女の子結構好きです。。

― では、もし花澤さんがユキの立場にたったら彼女みたいにグイグイいけますか?

花澤さん:うーん・・・、あんまり関わりたくないと思います(笑)。…あ、でも、センコには出会ってみたいかも。あの可愛らしい容姿に魅かれて。

― センコ可愛いですか?

花澤さん:かわいいですよ! …みんな気持ち悪いって言うんですけど。質感とか、まるっとした感じとか、やわらかそうな雰囲気とか。「触ったらどんな感触なんだろう」って思っちゃいます(笑)。


センコ。花澤さんはかわいいと言うのだが…

■芋ようかん!

― さて、そのセンコですがどんなモンスターなのでしょうか?

花澤さん:正体はよくわからないんですけど…やっぱり気だるそうですよね。テツ君に従うわけでもなく、なにか自分の意思があるようだし。微妙にテツ君に反抗したりするんですよね。もしかしたら「俺は女の子のほうがいい」って言っているのかも(笑)。

― センコは話しませんから、何を考えているのかわからない部分がありますよね。

花澤さん:ネコっぽい感じですかね。この性格が好きですね。センコを飼ってみたい!


― 花澤さんもお気に入りのセンコですが、彼(?)は食べたものに変身できるという特殊能力があるようですね。

花澤さん:劇中でも自動車に変身してユキやテツ君を乗せたりするんですが、あの能力はいろいろ試してみたいですね。

― 花澤さんだったら何に変身させてみたいですか?

花澤さん:芋ようかん!

― 芋ようかんに変身させて何するんですか(笑)。

花澤さん:…においを嗅ぐ? 今いきなり考えたんで、ちょっとヘンな答えがでてしまいました(笑)。

― もし飼えるとしたら、花澤さんは何をしたいですか?

花澤さん:センコって、ふとした瞬間にすごく冷めた目でこっちを見ていたりすると思うんですよ。それを見ているだけで…。

― それが嬉しいんですか?

花澤さん:嬉しい(笑)。「あぁ、冷めた目でこっちを見てる!」って。わざと嫌がられるようなこともしたいです。

― どんなことをやったら嫌がると思いますか?

花澤さん:なんだろう…執拗に話しかけてみるとか? 気だるそうだから嫌がるんじゃないかな。「もうやめろよ」って表情を見てみたいですね。

― こうなるとセンコの声も聞いてみたいですね。

花澤さん:すごくいい声で喋ったりして(笑)。

― 花澤さんの考えるイメージボイスは?

花澤さん:若本規夫さん(笑)。


■こういう子はイヤなのかな(笑)

― さきほどからもお話に出ていますが、本作ではユキのほかにテツ、シュウの二人の男の子が登場します。この二人はどう思いますか?

花澤さん:テツ君役の下野紘さんとは何度か共演させていただいているんですけど、下野さんがテツ君みたいな役を演じているのを見るのが初めてなんです。「うわぁ~下野さんが気だるそうにしてる! あの爽やかな下野さんが!」ってアフレコのとき面白がってみていました(笑)。
 下野さん抜きに考えれば、テツ君は「こんな男の子っているかも」って感じの男の子ですね。普通に居たら、きっと「感じ悪いなぁ」って思うんでしょうけど(笑)。逆にシュウ君のほうが普通に出会っていたら、意外と話しやすそうな感じがします。どっちもマイペースっぽいですけど。

― そろってユキに対して無愛想ですよね。

花澤さん:そーですよ! こんなにかわいい女の子が近くにいるのに、全然反応が無いってどういうことですか(笑)。

― 花澤さんとしては「もっとユキを見ろ!」と?

花澤さん:ユキは魅力的な女の子だと思うんですけどね。

― でも、ちょっとヘンなんですよね?

花澤さん:そうですね。こういう子はイヤなのかな(笑)。

― では、最後に読者へのメッセージをお願いします。

花澤さん:『センコロール』は宇木監督が一人で全部を作り上げたという渾身の一作です。クオリティーももちろんですが、一番の魅力は「すぅー」っと作品の中に入っていける、独特の気だるい世界観だと思います。多くの皆さんに見ていただけると嬉しいです!

― ありがとうございました。




 現代の高校生らしいアンニュイな雰囲気と、宇木監督の才能が発揮されたモンスターたちのバトル演出が好対照に両立する本作。ぜひ手にとってご覧頂きたい!


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●価格/5,460円(税込)
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●発売/アニプレックス
●販売/ソニー・ミュージックディストリビューション

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©宇木敦哉/アニプレックス
 
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