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声優警察ex.10 最新アルバム『Blooming Voices』ゆかなさん
2008年10月 25日(土曜日)

 声優として大活躍中のゆかなさんだが、デビューより歌手としても活動を行っている。そんな彼女の最新アルバム『Blooming Voices』が、10月29日にスターチャイルドより発売となる。久しぶりのアルバムリリースとなった本作では、収録曲のほとんどを自身で作詞・作曲されたほか、これまでの音楽活動をともに活動してきた名プレイヤーたちが集結。さらに、サウンドプロデュースにangelaのKATSUさんを迎えるなど、ゆかなさんの集大成に新要素も加わった渾身の作品として仕上がっている。

 また、収録されている楽曲の中には、現在では入手困難とされていたレアな音源を新たにレコーディングした楽曲も含まれており、歌手としての彼女も応援し続けてきたファンにとっても嬉しい内容となっている。

「いい歌ですね…でもそれ、ショットガンですよ?」


 と、ツッコミを入れながらも、その歌声に聴き入ってしまった団長は、最新アルバム『Blooming Voices』の魅力や作品に込めた想いなどを調査するため、ゆかなさんの事情聴取を敢行した!!


ゆかな さん
1月6日 生まれ、シグマ・セブン所属。
元気な少女キャラクターから落ち着きのある大人っぽさをもったキャラクターまで、様々な役を演じる実力派人気声優。声優業とともに、歌手としても活動を行っており人気を博している。近年の主な出演作は、『テイルズオブジアビス』ティア・グランツ、『コードギアス 反逆のルルーシュR2』C.C.、『我が家のお稲荷さま。』天狐空幻(女) など。
●シグマ・セブン/http://www.sigma7.co.jp/



■“わたし色”の強い作品になったと思います

―久々のアルバム発売ということですが、今回のアルバムはどんなイメージでつくられたのでしょうか?

ゆかなさん:メジャー作品としては久しぶりになるアルバムですが、今回はビジュアル的にも、曲についても、詩にしても、私のやりたいことを皆さんが尊重してくださったので、“わたし色”の強い作品になったと思います。

―ゆかなさんの“色”とは?

ゆかなさん:自分では気付きにくいものなんですよね。自分にとっては当たり前のものですから。でも誰でも人と違う部分、人から「ちょっと変わっているね」と言われるところがあるじゃないですか。自分では不思議でもないし、人から言われると意識して抵抗してしまう気持ちが出ることもあると思います。でもそれが自分の中から湧いてくるものであるなら、大事にしてきたい――私の歌はそういう気持ちからスタートしているんです。自分から逃げも隠れもしないということでしょうか。

―今回、アルバムにまとめるにあたって選曲のテーマはあったんでしょうか?

ゆかなさん:今、言いたいこと――でも、それはずっと前から変わっていないものなんです。溢れ出る生命力、挫けない気持ちみたいな想いが以前からずっと好きでした。普段暮していても思い通りにならないことってありますよね。単純に自分が悪いということもあるかもしれませんが、それだけではなくて、例えば時代やタイミングにそぐわないこと、身の回りの環境とあわない、いろいろな状況があると思います。それでも心に抱くもの、想う気持ちを決して失わない、諦めない。そんな考えはいつもあったと思います。いつも持っているものをカタチにしたら、一つこんな作品が出来上がりました――みたいな感じです。

―では、そんな今回のアルバムのなかでゆかなさんとして特に思い出深い、思い入れのある作品などはありますか?

ゆかなさん:どれも思い出深いので…語りだすと全部語りますよ?五万字インタビューとかになってしまうかも(笑)。では、逆に伺いたいのですが、お聞きいただいて気になった曲はありましたか?

―私は「ほほえみをあげたい」、そして静かな中にもサビの部分などに力強さを感じた「Reason」でしょうか。

ゆかなさん:ありがとうございます。「ほほえみをあげたい」という曲は、「野上ゆかな」という名前で活動していた頃、初めて出したアルバムのタイトル曲だったんです。一度はお仕事として音楽をやることに整理しきれない気持ちがあって、少しお休みしたいたんですけど、今回再び立ち上がると思ったときに一番最初に授かった曲をもう一度見つめなしてみたいなと思ったんです。また、インディーズとして活動している間もずっと変わらず追い続けてくれたファンの方へのお礼の気持ちもあって「ほほえみをあげたい」を入れることにしまいした。
 当時はもっとポップなアレンジだったんですけど、しばらく私のライブでやっているスタイルがあって、そんな今のスタイルを、ライブにいらしたことのない方にも聞いてもらいたいと思い改めて録音しました。

―今のライブのスタイルとは?

ゆかなさん:生楽器――だいたいピアノ、ベース、ギター、パーカッションがフル編成。これがフル編成ですから、実際はもっと少ないっていうスタイルでライブをやっています。
 今回は録音もライブと同じく、クリックと呼ばれるメトロノームのようなものすら使わずに録音しているので、途中でリズムが揺れています。普通はあらかじめ決められたテンポで録音することが多いのですけれど、今回はライブスタイルということで意図的に排除してみました。指標になるクリックすらなく、ドラムもいないので、みんなで盛り上げたい、早めたいと思ったら早めに、タメてゆっくりいきたいと思えばゆっくりと――リズム自体が揺れる、心も揺れる、演奏も揺れるっていうものを楽しんでいただけたらいいなって思います。

―「Reason」については?

ゆかなさん:「Reason」はすごく入れたかった曲なんです。この曲はアルバムとしては三枚目の作品の際に一連で作った曲の一つなんです。当時、モスクワのオーケストラも交えて録ったんですけど、プロモーションビデオはあったんですがCDに収録できなくて。いつか日の目を見せてあげたいと、この曲“「Reason」さん”に申し訳ないと(笑)、思っていました。
 今回こういう機会に恵まれて、入れさせてもらいました。今回はオーケストラではありませんが、ライブさながらに、収録したものをKATSUさんに少しお化粧していただきました。

―今お話でもありましたが「angela」のKATSUさんとの作業はどのようなものだったのでしょうか?

ゆかなさん:まず初めに「はじめまして」と(笑)。お話するのは初めてでしたので。私もangelaさんについて詳しくなくて、KATSUさんの音楽性を把握できていませんでしたし、KATSUさんも私の音楽性をご存じなかったわけですから、まずそこからでした。
 ライブの様子を録音したものを含め、手元にある個人名義の音源を全て用意して、KATSUさんに聞いて頂きました。とにかくたくさん聞いて頂いたんです。KATSUさんがライブのものを一番気に入ってくださって「これをやりましょう」っていう話になりました。
 具体的にはインディーズ盤も含めて発表済みの楽曲が6曲入っていますけど、その6曲はライブのように収録しました。ミュージシャンといっぺんにブースに入り、ライブのように収録するというスタイルをとったわけですね。それと並行して新曲の「命咲く」「傘になる」などのデモデータや譜面をKATSUさんにお渡しして、楽器編成やベースラインのことなど相談してつくっていきました。

―KATSUさんはゆかなさんの目指す考えや音楽性を汲んでくださったわけですね。

ゆかなさん:そうですね。KATSUさんは今回、私の音楽ややりたいことをかなり尊重してくださったと思います。


■「表現をする」ということに変わりはない

―インディーズとしてライブ活動は長く続けていたのですか?

ゆかなさん:はい。どこかの会社の人がついて何もかもしてくれるという状況ではなくて、一人で会場探してライブをして――とても充実した時間でした。

―ゆかなさんは歌というものに強い思い入れがあるのですね。

ゆかなさん:「歌をやりたいのか、芝居をやりたいのか」って言われ続けてきたんですけど、私にとっては違いはないんです。少なくとも、感覚、という意味においては。歌は詩を書いて、曲を書いて、自分で歌う――言ってみれば脚本を書いて、演出をして、自分で演じる一人芝居みたいなものに近いと思います。お芝居においては世界観を用意してくださる方、セリフを用意してくださる方がいて、私は用意してくれたもの、セリフ、キャラの幅をいかに自由に使うか、ということが表現の範疇だと思っています。その他に、監督や作品の期待に答える、という作業もあります。しかし、方法が違うだけで、「表現をする」ということに変わりはなく、分けて考えてはいないんです。自分では何も変わらない、ただ方法が違うだけのことです。だから、どれをとってどれを捨てるのか、という選択を迫られると、本当に悲しい気持ちになってしまいます。

―このアルバムにいたるまで声優、歌ともに様々な活動をされてきたと思いますが、声優としての経験が歌に反映された、逆に歌の活動が声優としての活動に反映されたということはありましたか?

ゆかなさん:あると思います。たとえば歌詞も無く単に「ラララー」と歌っているときも「何かを表現しているようだね」とか「何を言っているのかがわかる」と言っていただくことがあります。それはたぶんお芝居をしているから身についた表現力だと思うんです。
 お芝居のほうにしても、たとえばキャラクターソングを歌う場合――私はキャラクターソングは明確にお芝居だと見ています。キャラクターが歌うわけですから――に、音符や譜面といった普段とは違った縛りがあるところでもキャラクターを動かせるのは、たぶん音楽をやっていたことで授かったものがあるからだと思います。
 キャラクターソングの捉え方は役者さんによって違いますが、私の場合、キャラクターの普段の声の高低からそのキャラクターがもし実在するなら、その人が歌っているキーはどこかということを「ここからここまでです」と伝えることから始まります。
 例えば、落ち着いた役であったり、自分が低い声で作っている役があるとして、高すぎる音が出てきたりすると、そのキャラクターのニュアンスをだしづらくなる。そういうことを譜面の段階で判断しています。


■私はたぶんすごく泣くと思います

―さて、久しぶりとなる今回のアルバムですが、今後の活動の方向などは決まっているのでしょうか?

ゆかなさん:私の考えはぶれる気配はありません。個人名義の音楽活動についてはインディーズのときからずっとですが、私はただ発信したいものに向かっていくだけです。「こういう歌を歌いなさい」ということではなく、私の発信したいものを続けていくつもりです。「発信したいものをやりたい」といういい意味でのわがままを守りたいと思います。望むものをやることで、より頑張れるし、より全身で向かっていける、よりエネルギーが湧いてきます。それはインディーズ活動でも、キングレコードさんでやらせていただいても、どこでやっても変わることはありません。私のやりたいものがあり、それに賛同してくださるスタッフさんがいるのであれば、そこでやりますし、誰もいなくても独りでやります。それは全然変わらない気持ちです。
 今回はたまたま、フルアルバムを作る準備をしていたときに熱意と真摯な態度で「あなたのやりたいものをかたちにする手伝いをさせてください」みたいな嬉しいことをおっしゃってくださったキングレコードさんと組ませていただきましたが、今後についてはまだまだ未定です。…ここで言うのも何なんですけど…すみません(キングスタッフに向かって)また手伝ってくださるのであれば嬉しいことですし、そうでなくても私は続けていくでしょう。

―まわりがどうあれ、自分のやりたい表現を追い求めていくわけですね。

ゆかなさん:歌を歌わされることではなく、歌いたい歌を歌うことにあるという気持ちは変わりません…というか、おそらく自分でも変えられないのだと思います。

―最後に読者へのメッセージをいただけますか?

ゆかなさん:録音したときから日数がたち、一秒後、一分後、一日後、どんどんやりたいことが増えています。なので、たった今の100%ではないけれども、収録したときには100%を出して作ったものです。そのことは自信を持っています。皆さまに聞いていただいて、好きになってもらえたらすごく嬉しいです。
 だれでも悩んで立ち止まることがあると思います。私がまさにそうでした。でも今回また新たに一歩を踏み出せました。もし悩んでいる人がいて、この曲を聴いて、歩き出せたって言ってくれたら――私はたぶんすごく泣くと思います。皆さん、ぜひ聴いてください。

―ありがとうございました。



 団長にとってもお気に入りの一枚となった『Blooming Voices』は10月29日発売。ファンにとっても待ちに待った最新アルバムだけに最高の仕上がりとなっている。ゆかなさんが本作に込めた想い・メッセージ性・表現のすべてを、収録されている各楽曲から感じていただきたい!


『Blooming Voices』/ゆかな
※初回製造分のみ透明ケース仕様
●発売日/2008年10月29日(水)
●価格/3,000円(税込)
●収録内容/全12曲(各タイトルは以下を参照)
 ・01.命逢う地球
 ・02.ほほえみをあげたい
 ・03.やさしさがしっとりと降るなかで
 ・04.清流伝説
 ・05.命咲く
 ・06.傘になる
 ・07.Reason
 ・08.dearie
 ・09.なんとなく永遠
 ・10.そばにいてあげる
 ・11.WE CAN SHARE
 ・12.そよかぜのウタ


【関連情報】

■ニューアルバム発売記念イベント開催決定!

ゆかな『Blooming Voices』リリース記念イベント
●出演/ゆかな
●参加方法/下記参加券配布店舗にて、10月29日発売のアルバム「Blooming Voices」を 先着でご予約・ご購入頂いた方をご招待。
●対象店舗・開催日時/
 ・11月2日:アニブロゲーマーズなんば店 11:30OPEN 12:00START
 ・11月2日:アニメイト名古屋店 16:30OPEN 17:00START
 ・11月3日:アニメイト横浜店 12:30OPEN  13:00START
 ・11月3日:池袋LILY STUDIO 17:30OPEN  18:00START
●詳細はコチラから/http://www.starchild.co.jp/event/yukana-instore.html

【関連リンク】
●ゆかな公式blog「from-yukana」/http://ameblo.jp/from-yukana/
●StarChild:ゆかな/http://www.starchild.co.jp/artist/yukana/
●スターチャイルド/http://www.starchild.co.jp/

<読者プレゼント!>
ゆかなさんより、サイン入りポラロイド写真を押収した!!このサイン入りポラロイドを2名様にプレゼント!このコーナーの感想や、今後突撃して欲しい声優さんを書いてくれると団長も喜ぶぞ!!


 お名前・ご住所・お電話番号を明記の上、たくさんのご応募をお待ちしている!
応募締め切り:2008年11月8日(土)
受付メールアドレス: このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にして下さい
※写真の種類は選べません。当選者発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。

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