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| 『オトコのコはメイド服がお好き!?』 第12話 チャプター03 |
| 2009年 6月 05日(金曜日) |
![]() 突然訪れたクラスメイトのコースケくんをごまかすために、ユキの『姉』、ナオと名乗ってしまったユキくん。 なんですが…… コースケ「いやぁ、このフルーツタルトは絶品ですね! ナオさんが作られたんですか?」 ユキ(ナオ姉♥)「え、ええ……まぁ……」 すっかりくつろいでしまったコースケくんを前に、にっちもさっちもいかなくなってしまいました。 どうやら彼、このまま『ユキくん』を待つみたいですよ? ユキ 「(参ったなぁ……。そろそろ、声作るのも疲れてきたし……。ぱんつズレてきたの直したいし……。 オレなんかにご奉仕されて喜んでねーで、さっさと帰れよなぁ……)」 コースケ「女性らしい繊細な味ですね。 ユキが調理実習で作るお菓子も、 こんな感じだったなぁ……」 ユキ 「あ、あははは……でも、ユキはオトコのコ…よ? うふふふ…… (ボ、ボケでもそーゆー褒め方すんなぁ~~~!!)」 まあ、こんなにメイド服とお菓子作りが似合うオトコのコは、 そんなにいませんからねぇ。 ユキ 「もしかして、いつもオレってそんな風に見られて……ぶつぶつぶつ……」 コースケ「あの……、ナオさん?」 ユキ 「ふぁいっ!!?(裏声) な、なんでしょうっ」 コースケ「お茶、お代わり頂けますか?」 ユキ 「は、はぁ~い……ただいまお持ちしますね……」 スカートのお尻を手で鉄壁ガードしながら、厨房に引っ込んでいくユキくんなのでした……。 ……… ………… …………… トモ 「ふふっ……。お帰り」 追加の紅茶を淹れながらユキくんを迎えるのは、楽しそうな表情のトモくん。 ユキくんの気持ち、しっかりお見通しのようです♥ トモ 「お疲れのところ悪いが―― ウチはお代わり無料でないことも、後できちんと伝えておけよ」 ユキ 「わ、分かってるよ……。 ちきしょー……今はともかく、他のご主人様たちが来たらどうしよ……」 トモ 「…………。 さっきから言いあぐねてたんだが―― 何故、いつまでもその格好でご奉仕してるんだ?」 ユキ 「え? なんで? だってオレ、今はナオ姉だしっ……」 トモ 「ナオ姉だと、部屋に戻ってはいけないのか? オトコモノの服に着替えて『出前から帰った』と戻ってくれば、あの男も納得するんじゃないのか」 ユキ 「…………」 どよーん……。ユキくんの顔に差す暗い影。 そうですよねぇ、始めからそうすればよかったんですよねぇ。 ユキ 「オレがバカなの……? オマエが天才なの……?」 トモ 「(お前がバカなんだと思うが)そんな話をしている場合か。 お茶は僕が出しておくから、さっさと部屋に戻っておけ」 ユキ 「オ、オマエって、意外といいヤツだな……。さんきゅー、トモ!!」 ぱたぱたと家の中に引っ込んでいくユキくん。 トモくんは黙ってそれを見送ります。 トモ 「………まったく…。仕方のない兄だ」 相変わらずスキだらけなユキくんをいじり倒したいところですが、やはり約束は約束。 今日はユキくんを守ってあげる側のトモくんなのです。 ……ドレスの襟を正しながら、ちょっと一息。 トモ 「ともあれ、これで今日はどうにか乗り切れそうだな――」 ……ん? トモくん。何か忘れてないですか? 帰ってきちゃいけないのは、ご主人様だけじゃないと思うんですが……。 ??? 「たっだいまー! ……あれ。なんか静かだな……」 ――そう。 今まさに、もっとも危険な『彼』が帰ってきてしまったのです! ![]() リオ 「改めてたっだいまぁー! 遅くなってごめんねっ♥」 トモ 「!!」 『マズい! アイツにこの状況を知られると厄介だっ……』 ユキくんのお友達のことを隠さなくては! トモくんの頭脳はフル回転で、リオくん阻止の完璧な計画を組み上げます。 トモ 「よしっ、この方法なら――」 リオ 「ねーねーっ、もしかしてユキ兄のトモダチ来てるっ!? 玄関の前に知らない自転車とめてあるんだけどっっ! ………………って、あれ。なんでトモ兄ずっこけてんの?」 トモ 「……なんでもない」 ひっくり返したお茶のポットを片付けながら、立ち上がるトモくん。 ……こうなったら正攻法で行くしかありません。 トモ 「……まあ、察しの通りだ。 ユキの友人が来ている」 リオ 「ぐふふふふ、スーパーユキ兄いじりタイムの始まりだね……! 今日は超! エキサイティングな日になるよ♥ トモ兄……♥♥」 トモ 「……発想がそう行くあたり、さすが僕の弟だと言いたいが――今日は不許可だ」 リオ 「え!? なんで!?」 トモ 「ユキや僕らが『こういう』メイド喫茶をしていることは、彼には秘密にする。 ――今日は一日、僕らは『オンナのコ』だからな」 リオ 「ユ、ユキ兄いじりに半生を賭けてるトモ兄が何ゆえ……! なんかウラトリヒキでもしたのっ?」 トモ 「――お前には関係のないことだ。僕に従えっっ」 リオ 「うーーー、そういうこと言うんだ……」 トモ 「――すまんな。 僕はお茶を出してくる。お前はこの辺りを拭いておけ」 リオ 「はぁい…… ちぇー。オトコのコのほうが、ご主人様喜んでくれるのに……」 リオくん、すっかりヘソをまげてしまいました。 ぶつぶつ言いながら、バケツに水を張りにいきます。 リオ 「それにリオは、オンナのコの真似なんてしなくたって オンナのコよりかわいいんだもーんだ……ぶつぶつ……ぶつぶつ……」 ああ、危ないですよっ。 濡れた床の上でフラフラしていたら、足がっっ…… リオ 「!? わ、わ、わっっ……」 ばしゃっっっ!! トモ 「うっ!?」 ああ……言わんこっちゃない、リオくん転んでしまいました。 飛び出したバケツの水は、まるで狙ったかのようにトモくんに命中です。 水を被ったトモくんのドレスは彼の肢体にぴったり張り付き、カラダの線もクッキリ…♥ トモ 「ッッ……、リオ! お前っっ――」 リオ 「わーっ!! ワザとじゃないよっ! リオわざとやったんじゃないよっっ!!」 トモ 「そんなことはどうでもいいっ! あの男に見られないうちに着替えを―――ー」 コースケ「あの……お茶、まだですか?」 リオ・トモ「「!!」」 ……全ては手遅れ。 もみ合っているふたりを、ホールから顔を出したコースケくんが見ていたのです。 視線の先にはもちろん、濡れ濡れになったトモくんの肢体……♥ コースケ「あ……!! ご、ご、ごめんっ、そのっ……」 トモ 「あ……ぅ……」 ![]() 『しまったッ――! 隠さなくてはっ……』 『オトコのコ』のペタ胸が見えないよう、『オンナのコ』みたいにおっぱいを隠すトモくん。 でも彼が隠さなくちゃいけないのは、おっぱいだけではありません。 脚の間にくっきりと浮かんだ、オトコのコの証拠も……♥ 『くそッ……迂闊に動いては、余計に浮き上がってしまう……!! 胸も隠さなくてはならないのにっっ……』 と、そこへ――― リオ 「ト~モ『姉』っ♥♥ じゃあおっぱいはリオが隠してあげるっ♥♥♥」 トモ 「ひぁっっ!?」 ![]() 声を挙げるトモくん。 抵抗する間もなく、トモくんのムネをリオくんの小さな手ブラが覆ってしまいます。 リオ 「きゃははっ♥ トモ姉オンナのコみたいな声……あ、今はオンナのコだったね♪」 トモ 「お、お前っっ……、さっきの仕返しのつもりかっ……」 リオ 「くふふふふ……今はリオのターンなのだ……!!」 ![]() コースケ「き、君たちっ!? 一体何をっっ……」 リオ 「え~~? リオ何にもシてないですよ? トモ姉のおっぱい隠してあげてるだけだもーん☆」 トモ 「や、やめろ、リオっっ……! バレるッッ……!!」 思わずモジモジしちゃうトモくんのカラダ。 そしてモジモジすればするほど、布はトモくんの脚の間へと食い込んで―― さらに、唖然とするコースケくんの視線も、トモくんに食い込んで――! コースケ「ややっ、やめるんだ君たちっ…… そういうことはよくないっ! よくないぞっ!」 リオ 「オンナ同士だからいーのっ♥ ね、トモ姉♥♥」 トモ 「ご、ご主人様っ…… 見ないでっ…………!!」 ユキ 「だあああああーーーーーーーー!!! 何やってんだオマエらーーーーーーーーーーー!!!!!!」 トモ・リオ・コースケ「「「!!!」」」 ![]() ユ、ユキくん!? お家へ通じるドアから突然飛び出してきた彼は、有無を言わせぬ力でコースケくんを担ぎ上げます。 ユキ 「リオが帰ってきたからヤバいと思って戻ってみてみりゃ、もーっ! もーっ!! オマエら、後でちゃんと話するからなっっ!!」 コースケ「ナ、ナオさん!? いきなり何をっっ……」 ユキ 「コっ、コースケくん! いつまでもお店でお待たせしててもナンだし、わたしのお部屋で待ちましょ! ね!!?」 どどどどどど……。 嵐のように走り去るユキくんとコースケくん。 そして後には――ふたりが残されました。 トモ 「……………」 リオ 「……………」 無言で服を直すトモくん。 その背中から漂うただならぬ空気……。 思わず、リオくんはこっそり―― リオ 「え、え~~っと……。それじゃリオ、お部屋かえろっかな~……」 トモ 「待て。」 リオ 「ひ!!!」 トモ 「……どこへ行くつもりだ? 僕を本気にさせておいて」 リオ 「~~~~~~~!!!!」 その後、リオくんがどうなったかは誰にも分かりません…… しかしユキくん、コースケくんを連れて行ってどうするつもりなんでしょう?? 次回更新(第12話 チャプター4)は6月19日 金曜日の予定です。 お楽しみに♥ <お知らせ> 7月&8月はイベント月間 通常の営業はお休みして、スペシャルな企画が登場です! |

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