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| 『オトコのコはメイド服がお好き!?』 第1話 チャプター01 |
| 2008年 5月 10日(土曜日) |
![]() 4人の兄弟が「メイドさん」として接客する、ウワサの喫茶店「cherry girls」。 今日も兄弟の長男ナオくんは張り切って、ご主人様たちのお相手をしているようです…♥ ナオ「お待たせしましたご主人様♥ ご注文の『自家製ショートケーキ・季節のフルーツ添え』です♥♥」 クリームたっぷりのケーキをトレイに乗せて現れたメイドさんに、ご主人様たちの視線は釘付け。 「あ、ありがとう…」 「くぁ~、ホントにかわいいねナオくんって…。マジでオトコのコなの?」 ナオ「えっ? そ、そうですよ…? そう見えませんか?」 「全然見えないよ…ていうか、普通の女の子よりずっとかわいいしっ」 ナオ「う、うれしいな…♥ 女の子みたいにかわいくなれたらいいな、って…ずっと思ってたから」 はにかむ姿にご主人様たちはやっぱりメロメロ。 ところがあるご主人様は… 「夢と言えば俺、一度メイドさんに『あ~ん』してもらうのが夢だったんだよね~… ナオくん…もしヤじゃなかったら、してくれない?」 ナオ「え!? え、えと…その…。 ボクは、いいですけど…、 でもそれ…ボクなんかがして差し上げてもいいんですか? ボク、その…オトコのコですけど」 「いい! いい! 全然OK! 君みたいにかわいかったらOK以上だよ!!」 ナオ「も、もう…あんまり褒めると本気にしちゃいますからねっっ♥ それじゃあえーと…あ~んしてくださいっ。ご主人様♥」 「か、感激…♥」 もじもじしながら『ご主人様』たちにスプーンを差し出すナオくんに ご主人様たちは総崩れ。あっという間に『あ~ん』希望者のひとだかりがナオくんの 周りにできてしまいます。 でも、ちょっと離れたところでソレを見ている次男のユキくんは面白くないようで… ![]() ユキ「あ、あいつら…ちょーしに乗ってナオ兄にヘンなことさせやがって…」 リオ「ナオ兄ったらかわい~…今度リオもアレやってみよ☆」 トモ「ナオ兄はこの店の一番人気――いわばエースだからな。よくやってくれているよ」 ユキ「お前ら、そのリアクションでいーのかよ!?」 トモ「――『看板娘』である彼の献身的な努力が、今のところこの店の要なんだ。 応援こそすれ、否定する道理はないと思うが」 リオ「あーん! リオだってカンバンムスメになるのー!!」 そんなリオくんにも、別のご主人様からお呼びの声が。 「リオきゅ~ん♥ こっちにも注文取りに来てー♪」 リオ「はーいただいまっ♥ それじゃあリオ、行ってくるねっ。お兄様たちっ♪」 トモ「ああ。いい子だなリオ」 リオ「えへへへ~♥ もっとほめてほめて♪」 ユキ「…………」 トモ「何をぼーっとしてる、不人気」 ユキ「べ…別になんでもねーよ…。 後、不人気ゆーな」 トモ「ふふ…まさか『あーん』に嫉妬してるのか? そういえば昔、お前が風邪をひいたときにもナオ兄があんな風にしてくれたな」 ユキ「そ、そんなんじゃねーよ! それに指名率の順位でゆーなら、店内の人気はオレもお前も五十歩百歩だろっ」 …………。 何故か一瞬表情が固まるトモくんとユキくんの間に、びみょーな空気が流れます。 トモ「……4人しかメイドがいない中で順位を語っても不毛だと思うが」 ユキ「あー…。 もしかして、順位のこと気にしてる?」 トモ「…仕事に戻るぞ。2番テーブルにコーヒーとスペシャルクリームパフェだ」 ユキ「(…気にしてるんだな)」 一方その頃のナオくん。 彼を取り囲んでヒートアップするご主人様たちに、別のお願いをされているようです。 ナオ「え? 『写真を撮らせて欲しい』ですか? …ボクでよければ、いいですよ♥」 ところがご主人様が希望するポーズとアングルはちょっとダイタン…。 「はぁはぁ…いいねそのポーズ、たまんないよナオくん…。 もっと下から撮ってもいいかな?」 ナオ「え? で、でも…、そんなの… その…『見えちゃう』んじゃ…………」 「ナオくんお願いっ! もっとナオくんのかわいいトコが撮りたいんだっ」 ナオ「え、えーと… それじゃあ………ちょっとだけなら、いいですよ?」 「はぁはぁ…そ、それじゃあ次は… ちょっとだけ、スカート持ち上げてみてくれる…?」 ナオ「そ、そんな…ダメですっ。これ以上したらホントにっ…」 「お願いっ! そこを何とかっっ!!」 ナオ「で、でもっ…でもっ……」 ユキ「だーっ!! 何やってんだお前はっっ!!」 げしっっ!! ユキくんのキックが、カメラを構えていたご主人様に炸裂します。 お兄ちゃんのことをこっそり見ていたユキくんが、慌てて助けに来てくれたのでした。 「ぐええええーーっっ!!」 ユキ「商売の邪魔だっ! カメラも没収するからなっっ」 ナオ「きゃ…! ユ、ユキっ! ダメだよご主人様にそんなことしちゃっ!!」 ![]() ユキ「ご主人様もへったくれもあるかっ。 ナオ兄、パンツ撮られるとこだったんだぞっ?」 ナオ「そ、それはそうだけどっ… みんながボクのことかわいいって言ってくれるから…つい…」 ユキ「ナオ兄…もっと男らしくしろって昔から言ってるだろっ。 ちゃんと断らなきゃダメだってばっ」 ナオ「で、でも…そんなことできないよ…」 ユキ「なんでだよっ?」 ナオ「みんな……大切なご主人様だもんっ」 ユキ「う…」 ナオくんにまっすぐ見つめられて、ドキっとしてしまうユキくん。 ところがそんなユキくんの足元では、さっきのご主人様がまたカメラを構えていたのです…! 「フフ…ローアングラーを舐めるなよ! カメラはひとつじゃないんだぜ!」 ユキ「あ!? て、てめーっっ!!!」 あやうし、ユキくんのぱんつ! ユキくんの貞操(?)の運命やいかに! ![]()
この続きは 「ビジュアルブックvol.1」 を読んでね♥
「ビジュアルブックvol.1」には第1話~第6話が収録されています。 |
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