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見える姉と憑かれやすい妹―。10月オンエア『もっけ』アフレコレポ! |
2007年09月 27日(木曜日) |
熊倉隆敏が描く伝奇コミック、月刊アフタヌーンにて隔月連載中の『もっけ』がTVアニメ化!東京MXテレビの「アニフリ」枠にて10月より放送される本作のキャストの皆さんによるインタビューをお届けしていくぞ。
妖怪が見える(見鬼)姉の静流と、妖怪に憑かれやすい(憑巫)妹の瑞生――。彼岸(あちら)と此岸(こちら)の世界を行き来することのできる姉妹が、どこか懐かしさのある町で祖父母や町の人たちから自然や妖怪と共存することの意味、現代の日本人が忘れかけている「大切なもの」を学んでいく、というのがTVアニメ『もっけ』のストーリーだ。アニメーション制作をクオリティの高さに定評のあるマッドハウスが手掛けることでも注目されている。 今回のインタビューでは、静流役の川澄綾子さん、瑞生役の水樹奈々さん、そして姉妹の祖父を演じる堀勝之祐さんに『もっけ』の不思議な世界観について、またキャラクターの役どころについて語っていただいた。 ------------------------ 川澄綾子さん(檜原静流役) 水樹奈々さん(檜原瑞生役) 堀勝之祐さん(お爺ちゃん役) ------------------------ ●ご自分の演じるキャラクターの役柄を教えてください 川澄さん:静流は、この世界に彼岸(あちら)の物が見えてしまうという体質の子で、郷土史家であり拝み屋の檜原のお爺ちゃんにあずけられて、田舎暮らしをしている女の子です。 水樹さん:瑞生は静流のように見えたりはしないんですけど、とにかく憑かれやすい体質で、色んな場所に行っては妖怪に体を乗っ取られそうになったり色んなトラブルに巻き込まれてしまう女の子です。お姉ちゃんみたいな女性らしさに憧れてはいるんですけど、なかなかできないず、いつもパンツルックで元気に野山を駆け回っている悪ガキみたいな(笑)イメージがあります。 堀さん:檜原家の頭首で静流と瑞生のお爺ちゃんです。まだ内容がよく分からない部分もありますが、お爺ちゃんがとても博識なんですよね。変な孫を二人預かって(笑)この先の展開を私自身も楽しみにしています。 ●妖怪のような存在をモチーフとしている『もっけ』の世界観をどのように感じますか? 川澄さん:妖怪のようなものが登場するんですけど、怖さはあまりないですね。そういう存在が「居ても不思議じゃない」と皆が思ってる世界で、妖怪だからといって恐怖の対象ではなくて、付き合っていくんだよ、人間も一緒なんだよっていうのが伝わってきて、すごく温かいお話だなぁって思いました。たま~にコワイ妖怪も出てくるんですけど、昔から知られている人間といい距離に存在していたであろうものたちとの話。っていうイメージですね。 水樹さん:いわゆるホラーものは苦手なんですけど、そんな私でもスッと入っていける作品だなぁと思いました。私も子ども時代にこういう経験があったのかも……って思っちゃうような、どこか懐かしさを感じるストーリーで、どのお話が映像になるのかなって今からすごく楽しみにしてます。 堀さん:お爺ちゃんは人に憑いた妖怪を祓うことが出来る力をもっていて、郷土史家としても非常に博識なんだけど、いわゆる自然界と妖怪は共に暮らしてるんだよってことを、ふっと感じさせてくれるようなやり方で孫たちに教えていくんじゃないかな。昔の感性が戻ってくるような世界を味わわせてくれる作品だと思います。 ●妖怪や霊的な存在を見たり感じたり、不思議な出来事に遭遇したことはありますか? 川澄さん:見たことはないですね……あれって何だったんだろう、気のせいかな?ということはありましたけど。 水樹さん:霊感の強い友達のそばにいると、不思議なことがあったりしますね「小人が居たよ、今。」とか言われたりして(笑)「ええー!?」って。 堀さん:そういうものを感じてしまう霊感の強い人って確かに居ますよね。僕はまったく霊感もなく、夜に夢も見ないくらいですから。 ●ご自身のキャラクターを演じるにあたって、気を付けている点はありますか? 川澄さん:静流は自分に見えているものが、妹の瑞生には見えないように、それに関わらないままでいてほしいと願っていたと思うんですね。もしかしたら同士が増えて嬉しいという感情もあるかもしれないけど、見えることで静流自身も苦労をしているので、同じ苦しみを味わわせないように瑞生を守るのは自分の役目だと思っているんです。でも静流はまだ中学生なので、そこまで対処しきれない葛藤とか、お母さんぽくなりきれない感じを出せたらいいなと思います。 水樹さん:瑞生は小学生ということで、どうしても声のトーンが高めになるんですけど、ぶりぶりした可愛らしさではなくて、田舎に帰ったら親戚の子どもにこういう子居るよねみたいな、そういう身近で素朴な可愛らしさが出せたらいいなって思っています。好奇心旺盛でボーイッシュな女の子なので、大人とは違うテンポの良さを大切に演じていきたいです。 堀さん:割と淡々と周りを観察しているお爺ちゃんですが、自分の知識とかそういうものを何気なく披露して子供たちに理解させていく。預かった子をちやほやして「こういう子に育てよう」なんてことは思わないんですね。もし自分にこんな孫が居たらオロオロしちゃうかもしれませんが(笑)、淡々と子どもの感性を活かしていったほうがいいんじゃないかなと思っていますね、私自身も。 ●最後に視聴者の方にメッセージをお願いします 川澄さん:『もっけ』は、皆さんが一度は感じたことがあるような懐かしいストーリーとちょっぴり憧れるような世界観で童心に帰れる作品です。日々に疲れている人にはピッタリのほのぼの作品になっています、ぜひ見てください。 水樹さん:肩の力を抜いて、リラックスして楽しんでいただける作品だと思います。お仕事帰りに学校帰りに、ぜひ皆さん「ほっ」と一息この作品でついてみませんか? 堀さん:これから皆さんも一緒に、この二人との生活を楽しんでいきましょう。 もっけ ★東京MXテレビほか大阪・名古屋地区にて放送予定! ●放送日時/毎週日曜日23:30~24:00 ●放送期間/2007年10月~2008年3月放送 ●公式HP/http://avexmovie.jp/lineup/mokke/ ©熊倉隆敏・講談社/「もっけ」製作委員会 |