2006年07月27日(木曜日) |
page 1 of 2 イギリス空軍の幻の超音速機「TSR.2」による高高度迎撃シーンで航空機ファンの話題をさらった人気アニメ「ストラトス・フォー」は、TVシリーズ開始よりはや3年。ロングランのヒット作となった本作も
今年の秋に発売されるDVDで完結となる。そして完結を前にこの夏、『ストラトス・フォー LOG BOOK』が発売されることとなった。その内容とは… 『ストラトス・フォー LOG BOOK』はプレミアムDVD+オフィシャルブックという形態をとる「エモーション+」としてラインナップされる。約3年間続いてきた人気シリーズもこの秋でついに完結、9月22日にストラトス・フォー アドヴァンス完結編①[CODE:207]、10月27日に最終巻となる完結編②[CODE:208]が発売される。 長く愛された作品ながら今まで関連資料集的なものが出ていない作品でもあった。そこで今回の『LOG BOOK』の発売となった。 BOOKパートには「キャラクター・グラフティ」や「全シリーズ見どころガイド」、「オー!シモヂジマのできるまで」をはじめ「ストラトス・フォーひみつ大事典」、「岡部いさくの秘密」、「下地島名所ガイド」などなどお楽しみ企画がてんこ盛りとなっている。
そしてDVDパートには、ストラトス・ファンにはおなじみのヒコーキマニアの面々による雑談会・・・もとい座談会が収録されている。今回、その座談会の会場にわがほび~ちゃんねる取材班がお邪魔した。会場となった模型店オリオンモデルズさんでは、お気に入りのプラモデルを手にヒコーキ話に花が咲く面々。 「…この人たちは本当に仕事なのか?」と疑問に思いつつ完結編に向けた意気込みや、マニアの視点から見たストラトス・フォーについて伺った
座談会に参加した(左から)原型師 二宮茂幸氏、3DCGディレクター河野達也氏、キャラクター&メカニックデザインおよび総作画監督 山内則康氏、軍事評論家 岡部いさく氏、プロデューサー 杉山潔氏。手にはストラトス・キャラのフィギュアが…。これについては後ほど。
■完結編のみどころ
- キャラクター&メカニックデザイン 総作画監督 山内則康さん 完結編の見所は何といってもヒコーキです! 派手というよりも、重く渋めのヒコーキ表現になっています。さらに本シリーズで初めてTSR.2MSメテオスイーパー迎撃機がZELL(ロケット推進によるゼロ距離発進)ではなく滑走路からテイクオフしていきます。
- プロデューサー 杉山潔さん CODE:207はほぼ完成していますが、今回はヒコーキがガンガン飛んで地球の危機を救うため作戦を展開するという“ヒコーキアニメ”らしい作品です。今までは飛んでも最大で4機程度でしたが、今回は全世界のメテオスイーパー機が出撃します! 夜間離着陸のシーンなどもあるのですが、翼端灯(夜間や雲中での編隊飛行で互いの位置確認に用いられるライト)をピカピカきらめかせながら降りてくる姿はかなり綺麗な映像になっています。
- 3DCGディレクター 河野達也さん タキシングからTSR.2MSの離陸と帰還のシーンに今回は明確な時間経過を持たせてみました。夕焼けの中をTSR.2MSがランディングしていくところなんかは特にこだわっています。
■完結編の初回限定特典
- 特典モデル原型師 二宮茂幸さん CODE:207にTSR.2MSのZELLプラットフォーム『ランチパッド・トレーラー』が、最終巻CODE:208には『TSR.2MS』とZELL発進時の噴射炎が付属します。2巻分を組み合わせればTSR-2メテオスイーパー機がZELL発進した直後の迫力あるヴィネットが完成します。
- プロデューサー 杉山潔さん TSR.2MSは今までモデル化されていなかったテレビ版カラーリングが特徴です。完結編本編でもこのテレビ版仕様の機体が飛びますよ。ランチパッドトレーラーは水平状態と発進状態の両方の再現が可能になっています。
■ストラトス・フォーの魅力
- 軍事評論家 岡部いさくさん テレビシリーズの番宣ポスターでTSR.2MSを見て以来、作品に外野から関わらせていただきました。アニメ作品にここまで関わったのは初めてでしたし、私のキャラクターも変わってしまったのではないでしょうか(笑)。なによりTSR.2MS様にご奉公できたことが嬉しかったです(笑)。「自分の中にこんな部分があったのか」という発見があった作品でした。 マニアとしてはヴィッカースTYPE-559を登場させていただいたことが嬉しかったですね。狙い通り“ある作品”のパロディになっていていいですね。あと、印象に残っているのがテレビシリーズ第3話のグァムにダイバートする話はヒコーキマニア的にグッときました。
- キャラクター&メカニックデザイン 総作画監督 山内則康さん 第3話の目的地変更って状況は現実によくあることですからね。逆にヒコーキドラマってネタが限られているんですよ。他に盛り上げにくい(笑)。 今回の完結編ではいったんはヒロイン4人、美風たちがバラバラになってしまいます。でも友情の力で再結集して最後のミッションに立ち向かっていく事になります。そして彼女たちをサポートする大人たち、男の子たち…もり監督のおかげもありまして群像劇に仕上がっていると思います。もちろんパンチラもございますので、その辺もぜひ見ていただきたいところです(笑)。
- プロデューサー 杉山潔さん いよいよ様々な謎を振りまいて展開してきた作品が最後を迎えます。そこにはあの4人にふさわしいラストシーンが用意されています。期待してください!
サイン入りプラモデル・プレゼント! 今回のヒコーキマニア座談会に参加した皆さんが自ら選んだお気に入りヒコーキプラモにサインを添えてファンの皆さんにプレゼント! 詳しくは公式ホームページ(http://www.stratos4.jp/)または『ストラトス・フォー LOG BOOK』を購入すべし!
まだまだ続くよ、ストラトスレポート!
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